Skrowaczewski the complete oehmsclassics recordings

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全体的に、深い読みに支えられた潑剌たる演奏。なかでもブラームスの2番、3番がくっきりとした造形で見事。ベートーヴェンの5番にも感心した。エロイカ第1楽章の超特急にはびっくり。また、とりわけ印象に残ったのが、ブルックナー9番のアダージョ。ものすごく丁寧で、不協和音も含めて聞いたことのないような音がたくさん聞こえた。総じてブルックナーの演奏はアゴーギクが強かった。実演で8番を聞いたのは懐かしい思い出。