2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

25年目の弦楽四重奏

とりあえずホフマン祭りの最後。脚本もよくできているし、役者もみなうまいが、エピソードの積み重ねなど作りすぎという感じも。まさにうまいが感情を解放していないという設定の第1バイオリンのように。ラストもこれでいいのかという……。しかし佳作である…

遁走状態

ブライアン・エヴンソン、新潮社。最初はついていけなかったが、「追われて」で歯車がカチッと合った。「さまよう」や表題作の「遁走状態」や「裁定者」など見事。「私/他人、生/死、の境界線はむろん、現実/妄想、現在/過去、第一の他人/第二の他人等…

ジャック・リッチーのあの手この手

大学の奨学金の奪い合いとか、南北戦争ギャグとか、あまり読んだことのないタイプの話が読めて幸せ。まさにあの手この手の作家です。