2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

魔術の殺人

原作もマープルもの。ダウントン・アビーの人が出てますね。Murder with Mirrorsは「魔術」とはちょっとちがうのではと思ったが、Murder with Mirrorsは米題で、原題はThey Do It with Mirrors、奇術師はよく鏡を使うというマープルの台詞から来ている由。

ポケットにライ麦を

もとが名作だと思う。自分が育てたお手伝いさんが殺されたことに怒り、事件の解決に立ち上がるマープルがかっこいい。

殺人は容易だ

これももとはマープルではない単独作品。暗い。いくら殺人が容易だといっても、犯人は次から次へと殺しすぎでは? こんなに殺したら、誰でも偶然ではないとわかるし、犯人の目星もついてしまうのではないでしょうか。

別れる決心

パク・チャヌク監督、最初はなんのことやらさっぱりわからなかったが、途中からおもしろくなった。「愛している」と言っていないけれど、そう解釈できる台詞もよかったし、2回の殺人のハウダニットもよくできている。

モンスター・パニック

マックス・ブルックス、文藝春秋社。もっと早くサスカッチが出てもいいと思ったが、出てからはおもしろく、戦いのシーンもたっぷりあって後半は読ませる。ラスト、はたしてふたりの行方は。

泣く子はいねぇが

佐藤快磨監督、仲野太賀。脚本もいい、役者もいいのだが、こういうところにはまってしまう日本映画について考えてしまう。主人公が不憫で。もう少し明るいほうへ行ってほしかった。