2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

水滸伝(十八、十九)

北方謙三、集英社文庫。童貫との本格決戦。『水滸伝』全篇をつうじていちばん感動したのは、楊令が王進のもとから出てきて梁山泊に加わるところで、これは一生忘れられない場面になった。

水滸伝(十六)

北方謙三、集英社文庫。千人・万人規模の戦いの描写も見事(たとえば、史進が童貫と初めてまみえる場面)だが、本巻では燕青と洪清の1対1の戦いが別格のすばらしさ。 戦略や人の心の機微もいちいち筋が通っていて、ミクロからマクロまで、すべてを燦然と読…