北方謙三、集英社文庫。童貫との本格決戦。『水滸伝』全篇をつうじていちばん感動したのは、楊令が王進のもとから出てきて梁山泊に加わるところで、これは一生忘れられない場面になった。
北方謙三、集英社文庫。千人・万人規模の戦いの描写も見事(たとえば、史進が童貫と初めてまみえる場面)だが、本巻では燕青と洪清の1対1の戦いが別格のすばらしさ。 戦略や人の心の機微もいちいち筋が通っていて、ミクロからマクロまで、すべてを燦然と読…
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