平野啓一郎、文藝春秋。たいへんに頭のいい作家で、物語をめぐるすべてが過不足なく、説得力をもって描写されている。ウォッカを飲んで酔うときの「角度」など、比喩も巧みだし、ナルキッソスをめぐる『変身物語』も全体の筋ときちんと呼応していて、最初は…
ケン・リュウ、早川書房。うーむ、やはりアンソロジーも3つめとなると、少々質の低下が心配な気も。SFものに弱いせいかもしれませんが。とはいえ、「隠娘」は愉しいし、「生まれ変わり」、「ランニング・シューズ」、「ホモ・フローレシエンシス」などは印象…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。