2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
ドロレス・ヒッチェンズ、新潮社。犯罪にかかわる若者3人だけでなく、スキップの叔父(AAで更生!)やその犯罪者仲間など、まわりが充実していて読ませる。『俺たちに明日はない』などとはまったく別の結末に着地する、予想外の展開も見事。矢口さんご指摘の…
パオロ・コニェッティ、新潮社。あいかわらずいい雰囲気。グラッパにはハイマツの実が入ってるんですね。でもやはり『帰れない山』が一頭地を抜いているかな。
IU、イ・ソンギュン。Facebookの韓国ドラマのグループでも大人気だし、『私の解放日誌』のパク・ヘヨンの脚本ということで、観なければと思った次第だが、ジアンがあまりに悪人なので嫌になった。エレベーターのなかでまえの人のポケットから携帯を盗んで、…
シタフォードに比べると、推理はわりときちんとしているけれど、マープルが探偵役をする必然性はありませんね。ホテルのメイドが刑事といっしょに活躍するし。
ク・ビョンモ、岩波書店。独特の饒舌体で綴る、65歳の女性殺人者の話。韓国にはこういう作家がまだたくさんいるのだろうか。興味深い。