はなればなれに

ドロレス・ヒッチェンズ、新潮社。犯罪にかかわる若者3人だけでなく、スキップの叔父(AAで更生!)やその犯罪者仲間など、まわりが充実していて読ませる。『俺たちに明日はない』などとはまったく別の結末に着地する、予想外の展開も見事。矢口さんご指摘のエディの性格の複雑さも納得。