2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

シスターズ・ブラザーズ

パトリック・デウィット、東京創元社。語り手である弟イーライがいいやつなので、物語全体に好感が持てる。ノワールというよりは(西部開拓時代の)ロードノベル。最初のあたりのさまざまなエピソード(毒グモとか)は何のためにあるのかよくわからなかった…

赤く微笑む春

ヨハン・テオリン、早川書房。『冬の灯台〜』のほうがよかったかなあ。謎解きが入る後半は愉しめた。前半にもう少しドライブ感があればと思うが、このシリーズにそれを求めるのは筋ちがいで、ゆっくりと味わうべきですね。