
テレビの特集番組拡大版、のような感じではあったが、山は見ているだけで飽きない。
リゲティ ピアノ練習曲集第1巻第4番〈ファンファーレ〉
ベートーヴェン ピアノソナタ第14番 Op. 27-2《月光》
ショパン ノクターン第7番 Op. 27-1、第8番 Op. 27-2
ラヴェル 道化師の朝の歌(《鏡》より第4曲)
ドビュッシー 夢
ベートーヴェン ピアノソナタ第21番 Op. 53《ワルトシュタイン》
モンポウ 「月の光」によるグロッサ
アルベニス 《イベリア》第1巻第2曲〈港〉(エル・プエルト)
リスト スペイン狂詩曲
(アンコール)
ショパン Op. 25-1(エオリアンハープ)
チャイコフスキー/ワイルド編 《白鳥の湖》より「4羽の白鳥の踊り」
バッハ フランス組曲第5番
ベートーヴェンは予想どおり「軽快」寄り。ちょっとショパン的なルバートも入っていて、もう少しインテンポでもいいかなと。しかしワルトシュタイン第3楽章は非常に美しかった。そこからはもう独壇場で、リストは本当に啞然とするほどのテクニック。弱音の速弾きがとくに清冽ですばらしい。白鳥の湖の超絶技巧曲は、手が不思議な動き方をしていた。リストの速いところとはまたちがう、特殊な跳び方なのだろうか。
とはいえ、いちばん心に沁みたのは最後のフランス組曲全曲でした。


ルイ・マル監督、モーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー。ヒッチコック的「偶然のすれちがい」を利用したストーリー。それなりに愉しめるが、ここまでの完全犯罪を企む人が侵入に用いたロープを取り忘れたりするだろうか、最後の愛人ふたりの写真は誰が撮ったのか、など素朴な疑問は残る。マイルス・デイヴィスのトランペットはいい。