2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

KCIA 南山の部長たち

ウ・ミンホ監督、イ・ソンミン、イ・ビョンホン。実際の大統領暗殺事件にもとづいた映画。しかしこの暗殺が全斗煥大統領を生み、光州事件を起こしたわけである。

シタフォードの謎

ジェラルディン・マクイーワン、ティモシー・ダルトン。原作はノンシリーズものの『シタフォードの秘密』(早川書房)。原作に出てこないマープルを入れただけでなく、設定や筋もかなり変えているようです。雪に閉じこめられた館で降霊術というお膳立てはま…

私の解放日誌

ソン・ソック、キム・ジウォン。パク・ヘヨンの脚本がすばらしい。あいかわらず演技もみんな達者です。

ミン・スーが犯した幾千もの罪

トム・リン、集英社。妻を奪われた男の復讐譚だが、本筋より預言者の予告どおりに死んでいく人々が印象的。つまり殺し屋ミンは「運命」の具象化なのか。この世ならざる能力を持つ旅芸人たちも忘れがたい。

哀惜

アン・クリーヴス、早川書房。落ち着いた雰囲気のミステリー。丁寧に作りこまれている。主人公の警官がゲイというのは最近の流行りなのか。その設定が謎解きに関係していないところがかえって自然。

ザ・グローリー

ソン・ヘギョ、イ・ドヒョン。学生時代に残酷ないじめに遭った女性の復讐劇。この手の素材でドラマを作らせたら、韓国はいま世界一でしょう。終わり方からすると、シーズン2もあるのかもしれませんね。

ポピーのためにできること

ジャニス・ハレット、集英社文庫。これは掘り出しものでした。たいへん愉しい。

もの言えぬ証人

ドラマ版。犬のボブがかわいい。ただ、ミステリーのドラマとしてはあっさり終わりすぎで、原作のほうがコメディタッチでおもしろいかも。