ドラマ
もとはトミー&タペンスものなんですね。犯人がなんだか不気味である。
新居に引っ越したら、階段の下で女性が死んでいる幻視が……という設定が魅力的。ドラマ的にもよくできているんじゃないでしょうか。
パク・ソジュン、ハン・ソヒ。モンスターが日本軍の人体実験から生まれたという設定は別にかまわないのですが、主人公が探せと脅された日本人女性と、韓国人父娘が探している母親が同じ病院に囚われていて、そこで人体実験がおこなわれ、モンスターがじつは…
家族の事情やその他の情報が多すぎて、なぜわざわざ予告したのかというところの印象が薄くなっていないだろうか。
スイスの登山家ウーリー・ステックとダニ・アーノルドの闘いを追ったドキュメンタリー。マッターホルン、アイガー、グランド・ジョラスの3大北壁をロープも使わず数時間で登る。PC画面で見ても身がすくむほどの壁。
書斎の死体も牧師館もそうだったが、このマープルは警察に煙たがられても平気そうだったり、あいかわらず気丈。犯人捜しは、家族の遺産争いと見せかけて……というのが定番の裏をかいたかたちでしょうか。
小さな村で起きる殺人事件。時計のトリックと『ナイルに死す』を思わせる犯人像。ミス・マープル初登場。
マクイーワン版のマープルはなんだか活動的&強気。犯人が原作とちがうのは、原作をすでに読んでいる人向けのサービスかもしれないけれど、わざわざ⚪︎⚪︎愛を持ち出す必要があったのか。アリバイづくりのためのすり替えや、遺体が計画外のところへ移動という…
原作は文句なしの傑作。ドラマはミス・マープルを登場させる以外の点ではわりと原作をなぞっているが、一人称のナレーションが入った時点でネタバレになっている気もします。
『クリスマス・プディングの冒険』のなかの短篇が原作らしい。矢が頸動脈に刺さるとか、お得意の犯人のパターンとか、これまたお得意の出生の秘密とか、長篇向きの内容だと思いますけど。ドラマ向きにエピソードをふくらましたのかな。アルフレッド役のMartin…
また単独作品にミス・マープルを登場させたのかと思ったら、オリジナルのマープルものでした。完全な安楽椅子探偵というわけでもないのね。
狭い地域で起きる事件にできるだけツイストを盛りこもうとして、あまりに現実離れしてしまうよろしくないパターンでは。
この動機だけは忘れられない一作。それがわかっていると、ほかの要素はちょっと物足りない気も。
原作は短篇集『火曜クラブ』に収録されている。児童書にも訳されているようだ。家族関係がわかりやすく、犯人もそれなりに意外で、なかなかよろしいのでは。
これも原作はマープルではないが、1932年のダイヤモンド盗難事件と現在の殺人をつなげるプロットがよくまとまっている。ヴィクトリアをめぐる最後の謎がまさに「チムニーズ館の秘密」であるところもしゃれていますね(と思ったら、これはドラマオリジナルの…
これも原作はマープルものではない。海岸で男が謎のことばを残して死んだ事件を解決するために、男女が素人探偵よろしくお城に乗りこむという枠組みだけ取って、あとは大胆に改変しています。
これも原作はマープルものではないが、ドラマでは、殺された友人の牧師の無念を晴らすためにマープルが現地に乗りこむ体裁となっている。こういうときのマープルは強い。犯人の意外性もあり、『ゼロ時間へ』と並ぶ佳作ではないか。
原作もマープルもの。ダウントン・アビーの人が出てますね。Murder with Mirrorsは「魔術」とはちょっとちがうのではと思ったが、Murder with Mirrorsは米題で、原題はThey Do It with Mirrors、奇術師はよく鏡を使うというマープルの台詞から来ている由。
もとが名作だと思う。自分が育てたお手伝いさんが殺されたことに怒り、事件の解決に立ち上がるマープルがかっこいい。
これももとはマープルではない単独作品。暗い。いくら殺人が容易だといっても、犯人は次から次へと殺しすぎでは? こんなに殺したら、誰でも偶然ではないとわかるし、犯人の目星もついてしまうのではないでしょうか。
原作はすぐれていると思う。なぜ犯行が左利きに見えたか、の説明など気が利いていて。でもドラマでは、なぜミス・マープルがここにいるのか、よくわからない。もともとノンシリーズ作品ですからね。
おなじみ家族の確執ものだが、このシリーズのなかではいい出来だと思う。
IU、イ・ソンギュン。Facebookの韓国ドラマのグループでも大人気だし、『私の解放日誌』のパク・ヘヨンの脚本ということで、観なければと思った次第だが、ジアンがあまりに悪人なので嫌になった。エレベーターのなかでまえの人のポケットから携帯を盗んで、…
シタフォードに比べると、推理はわりときちんとしているけれど、マープルが探偵役をする必然性はありませんね。ホテルのメイドが刑事といっしょに活躍するし。
ウ・ミンホ監督、イ・ソンミン、イ・ビョンホン。実際の大統領暗殺事件にもとづいた映画。しかしこの暗殺が全斗煥大統領を生み、光州事件を起こしたわけである。
ジェラルディン・マクイーワン、ティモシー・ダルトン。原作はノンシリーズものの『シタフォードの秘密』(早川書房)。原作に出てこないマープルを入れただけでなく、設定や筋もかなり変えているようです。雪に閉じこめられた館で降霊術というお膳立てはま…
ソン・ソック、キム・ジウォン。パク・ヘヨンの脚本がすばらしい。あいかわらず演技もみんな達者です。
ソン・ヘギョ、イ・ドヒョン。学生時代に残酷ないじめに遭った女性の復讐劇。この手の素材でドラマを作らせたら、韓国はいま世界一でしょう。終わり方からすると、シーズン2もあるのかもしれませんね。
ドラマ版。犬のボブがかわいい。ただ、ミステリーのドラマとしてはあっさり終わりすぎで、原作のほうがコメディタッチでおもしろいかも。
チ・ジニ、ソン・ソック、チェ・ユニョン。恋愛ものが中心の韓国ドラマファンサイトなどではあまり話題になっていないが、かなりおもしろい。政治の仕組みも興味深い。黒幕の動機だけがちょっと疑問(リセットしたい気持ちはわからないでもないが、なぜあれ…