2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

発火点

C・J・ボックス、創元推理文庫。とくに後半の冒険部分がすばらしい。シリーズ第2作『逃亡者の峡谷』とある点でつながっているのも興味深かった。ジョーは次にどのような仕事につくのか。

ザ・ワイヤー シーズン3

第3話はデニス・ルヘインが脚本を書いている。その回は台詞の見得が増えて、ストリンガーも1割増しぐらい賢くなった感じ。ご本人は別の回に証拠保管室の係員としてカメオ出演も。でもやっぱり、シーズン2がおもしろかったなあ。

エレベーター

ジェイソン・レナルズ、早川書房。兄の仇討ちをしようとする弟がエレベーターに乗って下までおりるあいだに体験すること。企みに満ちた小説。この作家の短篇を読んで感心し、これも読んでみて感心。しかしこのタイトル、気持ちはわかるけれど、ほかの案はな…

ホーム・ラン

スティーヴン・ミルハウザー、白水社。相変わらず質の高い短篇集。最初の「ミラクル・ポリッシュ」から引きこまれ、最後の「ホーム・ラン」も自分で訳してみたいと思うほどだが、なぜか強く印象に残ったのは、釈迦誕生の話「若きガウタマの快楽と苦悩」w