2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

マグノリア

死期が近い富豪、そのヤク中の後妻、まじめな介護人(ホフマン)、セックス伝道者になった富豪の息子。癌に冒されたテレビ司会者、彼のヤク中の娘、彼女に惚れたまじめな警察官。かつてクイズ天才少年だったゲイの男。いまのクイズ少年。路上のラッパー黒人…

リプリー

なかなかの良作。『太陽がいっぱい』よりハイスミスの原作に近いのかな。他人になりすましていることがいつばれるのか、どう切り抜けるのか、というのは鉄板のスリル。マット・デイモンはこういう役が似合いますね。ただ、ゲイを表に出しすぎという感じも。…

ことば

昨晩のNHK「プロフェッショナル」より、映画美術監督、種田陽平さんのことば: 常軌を逸したエネルギーを注ぎ込まなければ、人には伝わらない。

Karajan: Sibelius

とても70年代の録音とは思えない音のよさ。どれもすばらしい演奏だが、とくに交響曲第5番の迫力に驚き感動する。

Claudio Abbado The Symphony Edition

思えばアバドもちゃんと聞いたことがなかった。ゼルキンとのモーツァルトのピアノ協奏曲は愛聴していたけれど。 アバドはあくまで誠実に、丁寧に音楽を作っていく。多くのオケがたんに音を伸ばすところで、繊細な強弱をつける。そういう意味で、モーツァルト…

その土曜日、7時58分

思いきった邦題をつけましたね。フィリップ・シーモア・ホフマン祭りの続き。シドニー・ルメットの遺作。トンプスン的、パルプノワール的に最初から最後までまったく救いのない話。それでも役者の演技とルメットの言う「メロドラマ」(プロットが先にあり、…

カポーティ

すごいものを見たという思いしかない。フィリップ・シーモア・ホフマンがカポーティ本人のように小柄に見えるのはどういうマジックだろう。登場後一瞬でゲイとわかるのも。最後の主演作になった『誰よりも狙われた男』の試写を見てからというもの、ホフマン…