2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕

リチャード・レヴィンソン&ウィリアム・リンク、扶桑社ミステリー。切れ味鋭いショートショート的な味わいで、どれもすばらしい。刑事コロンボでは本当にお世話になりました。

誘拐の日

チョン・ヘヨン、ハーパーBOOKS。ちょっとプロットをいじりすぎではないかなあ。もちろん、すべてがリアルである必要はないのだが。

賢い医師生活2

たいへんよくできたドラマです。悪人が出てこないところがとくにいい。

越境者

C・J・ボックス、東京創元社。安心して読めるシリーズだけれど、今回はネイトの役割がうーんという感じ。個人的には、メアリーベスの母親が少々苦手で……。

パワー・オブ・ザ・ドッグ

トーマス・サヴェージ、角川文庫。名作。入念な人物造形とカウボーイたちの生活描写が秀逸。最後は加速度的にサスペンスが高まる。作者はゲイ(バイセクシャル?)だったようだが、ほかの作品も読んでみたい。