シタフォードの謎

ジェラルディン・マクイーワン、ティモシー・ダルトン。原作はノンシリーズものの『シタフォードの秘密』(早川書房)。原作に出てこないマープルを入れただけでなく、設定や筋もかなり変えているようです。雪に閉じこめられた館で降霊術というお膳立てはまあいいとしても、エジプトで発掘されたサソリとか必要だったのか、少々疑問(犯人がわざわざ動機のヒントを残す?)。最後の謎解きのバタバタ感といい、どうも隔靴掻痒という感じでした。