2023-11-07から1日間の記事一覧
ジョセフ・ノックス、新潮社。リーダビリティはとても高く、犯人も意外で、メタフィクション的な作りもおもしろいのだが、いまいち乗れなかった。つくづく自分は麻薬常用者が好きではないのだと再認識した次第。というより、もしかすると『ポピーのためにで…
ジョルジュ・シムノン、早川書房。シムノンは『黄色い犬』ぐらいしか読んだことがなかった。それもたぶん小学生のころだから、よさがわかるわけがありません。これはすばらしい。謎も魅力的だし、ラ・ボエーム的な若さの苦味もある。幕切れもよく、全体的に…
原作は文句なしの傑作。ドラマはミス・マープルを登場させる以外の点ではわりと原作をなぞっているが、一人称のナレーションが入った時点でネタバレになっている気もします。