2012-05-06 水滸伝(十六) 本 北方謙三、集英社文庫。千人・万人規模の戦いの描写も見事(たとえば、史進が童貫と初めてまみえる場面)だが、本巻では燕青と洪清の1対1の戦いが別格のすばらしさ。 戦略や人の心の機微もいちいち筋が通っていて、ミクロからマクロまで、すべてを燦然と読者のまえにくり広げる。