CD1ブルックナー4番は清新だがやや走りすぎ、CD2ヨハン・シュトラウスはさすがの安定感と高雅さ、シュミットは曲自体初めて聞いたがなかなか、CD3ブルックナー7番はかなりよしと来て、圧巻はCD4、ブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」や「悲劇的序曲」がこれほどすばらしいとは思わなかったし、ワグナー(マイスタージンガー)はティーレマンもかくやというほどダイナミック。というか、こっちが本家でしたか。CD5とCD6のR.シュトラウスとワグナーは言わずもがなのお家芸。ベルリンフィルが鳴る鳴る(家庭交響曲のフィナーレとか)。
じつを言うと、一部オペラを除いてカラヤンは食わず嫌い気味だったけれど、何をやらせてもうまいことを再確認。色眼鏡はいけませんね。