ショルティ/ワグナー

f:id:Harpo:20181019120425j:plain

結局自分はショルティが好きなのだという結論に至りつつある。カラヤンが「歌」の人だとすれば、ショルティは「推進力」の人。歌のほうがいい? でも思い返せば、ブルックナーの7番も9番も、いちばん聴いたのはショルティだった。9番の第1楽章はなかなかテンポがしっくりくる盤がなくて、ショルティとかシューリヒトの速めの演奏が自分には向いている。

このワグナーの36枚組も全部飽きずに聴ける。よく言われるように歌手陣は非の打ちどころがないけれど、今回再認識したのはビルギット・ニルソンのすばらしさ。もうイゾルデは彼女だけでいいです、私は。