ゴーン・ガール(上・下)

ギリアン・フリン、小学館。嫌な人ばかり出てきて救いがないが、

ラクロス用のスカートとヘアバンドといういでたちのエイミーは、いつも秋色の背景のなかに写っていて、まるでその学校が町のなかではなく、ある月のなかに存在しているように見えた。


というような、うまい表現があったり、ちょっと『二流小説家』のデイヴィッド・ゴードンを思わせる。