2014-02-25 われらが背きし者 本 ジョン・ル・カレ、岩波書店。出だしはなかなかいいし、ローラン・ギャロスにフェデラーが登場するなど、面白いところもあるのだが、評価にちょっと困るような・・。前作『誰よりも狙われた男』のほうが引き締まっている印象かな。テクニカルな面でも、諜報部の下っ端のルークが「私」で、上司のヘクターが「僕」というのはどうなのだろう。いや、素直に愉しめばいいのですが。