回復する人間

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ハン・ガン、白水社。原書の表題作「火とかげ」、「エウロパ」、「フンザ」が印象に残った。「青い石」の長篇バージョンも読んでみたい。「左手」は、ひとつの異変が進むだけ進んだらどうなるかという、『菜食主義者』を思わせる展開。「回復する人間」の未来の書き方(英語の小説ならwouldを使うところ)も新鮮だった。