無痛の子

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サ・ガードナー、小学館文庫。『カササギ殺人事件』がクリスティへのオマージュだとすれば、見立て殺人や、収監されたソシオパスを訪ねる刑事、街に放たれたシリアルキラーなど、こちらはトマス・ハリスへのオマージュがたくさん。そもそもの設定にはやや無理がある気もするが、そのうえで謎解きもしっかりあって、非常によくできた小説。すでに刊行されている『棺の女』はこれの続篇の由。読んでみます。