ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集

ゲヴァントハウス・カルテット。「25年目の弦楽四重奏」を見て急に聞きたくなり購入。これはすばらしくお買い得な全集だった。HMVさんありがとう。音質がずば抜けているし、演奏も見事。本当に隣で弾いているかのよう。
初期の曲は初めて聴いたが、どれも味わい深い。とくにC-mollの4番。これでまずひとつレベルが上がった感じ。そして5番、6番と続き(どちらも終楽章が絶美)、7番(ラズモフスキー1曲目)のチェロの主題に乗ってまたレベルがぽんと上がる。

(自分用メモ:Wiki
第12番 Es-Dur Op. 127 1825年10月(同時期にピアノソナタ第30〜32番、交響曲第9番
第13番 B-Dur Op. 130 1825年11月(当初「大フーガ」つき)
第14番 Cis-moll Op. 131 1826年
第15番 A-moll Op. 132 1825年(Op. 130よりまえに作曲)
第16番 F-dur Op. 135 1826年(生涯最後の作品)
*第12、13、15番=ガリツィン・セット

第12番の作曲時期が、ピアノソナタの最後の3作や交響曲第9番と重なっているというから、楽聖は最後まで弦楽四重奏曲に愛着を持っていたのですね。