喪失

モー・ヘイダー、早川書房。未訳の前作から続いている話(しかも殺人がらみ)がよく見えないのが難点だが、それを除けば立派なもの。イギリスの作家だけれども、話の端折り方(と言って悪ければ、エピソードのつなげ方)がアメリカのテレビ番組と似ているかも。つまり効率的。個人的にはやっと今年の収穫らしい収穫。