マタイ受難曲@サントリーホール

ローデリッヒ・クライレ指揮、ドレスデン・フィル、ドレスデン聖十字架合唱団、(S)ユッタ・ベーネルト、(A)マルグリエット・ファン・ライゼン、(T)アンドレアス・ウェラー、(B)クラウス・メルテンス、(B)ヘンリク・ベーム

生で初めて聴くマタイ全曲。いろいろな発見があった。オケが左右に分かれて交互に演奏する形態。管弦楽組曲的なもの、協奏曲的なもの、無伴奏的なものなど、バッハのさまざまな要素が見事に融合していること。ドラマの演出方法。演奏も端整かつドラマティックで、最高の部類。歌手陣もきわめて充実。あえて言えばアルトに難ありだったが、すぐに文句をつける癖はやめないと。