ヴァントのブル8

これも個人的な音楽の空白期間に出ていた1枚。聞き逃していたら一生の損だった。

ブルックナーの8番の場合、たいてい第2楽章までで気分がよくなってあとはパスしてしまう不真面目なファンだけれど、これは第3、4楽章がすごい。どの1音にも艶、ふくよかさ、説得力がそなわっている。思わず聴き入ってしまい、仕事にならないこともあるが、今年前半はこの力を借りて乗りきりました。