8つの完璧な殺人

ピーター・スワンソン、東京創元社。たしかにおもしろいが、ほとんど登場と同時に犯人がわかってしまった。また、冒頭のネタバレ警告で、「私」がブログで取り上げた8つの作品以外にアクロイドが入っていることからも、その後の展開が読めてしまう。これをよしとすべきなのか。ここまで早く犯人と先の展開がわかったのは、リチャード・ノース・パタースンの『子供の眼』以来。