House of Cards

始まり方はそこそこだったのだが、3章(地元選挙区の少女の交通事故死の処理)でフランシス本人が敏腕であるところを見せて視聴者の心をつかみ、6章(教員ストの解決)ではその妻も夫顔負けのやり手であることを示し、さすがに飽きさせない。
8章がまたエモーショナルな秀作。母校への図書館寄贈でかつての学友に再会したフランシス。コロラドで川下りのビジネスをしているひとりとの親密な関係が仄めかされる。メインプロットから離れたエピソードとして見事。11章で安易陳腐な方向に行くかと思いきや、12章の副大統領人事では謎解き要素(誰が人物調査されているのか+過去の工作の解明)もからめて盛り返す。