BLOOD ARM

大倉祟裕、角川書店。ほんの2時間ほどで読了。最高記録かもしれない。こういうきわめて映像的な本を読むたびに、「文字」でこれを表現することの意味を考えてしまう。内容はおもしろいんですけどね。海外小説にもこの読書体験を期待されるときつい。たとえば、ウンベルト・エーコジョン・ル・カレの本などと比べると、同じ「読書」とひとくくりにはできないのではないだろうか。