第219回柳家小三治一門会@府中の森芸術劇場ふるさとホール

柳家一琴「牛ほめ」、柳家太夫「蛙茶番」、柳家〆治「池田大助」、柳家はん治「皆で老いてる唐獅子牡丹」、柳家小三治粗忽長屋」。〆治がいろいろ演じ分けてうまいところを見せた。はん治の現代物も愉しい。小三治クラスになると、観客の心の準備ができているというか、何を言っても大笑いになるのね。しかし、動作も激しくないのに情景が眼に浮かび、声も大きくないのにはっきりと聞こえるというのはやはりうまいのでしょう。枕のところでは沈黙が長くて心配になったが、粗忽長屋など、もう何千回もやっているような余裕。