雪山の白い虎

デイヴィッド・ゴードン、早川書房。なんのかんの言って、『二流小説家』からずっとフォローしている。やはり私はこの作家が好きなのだ。作家と対象との距離感が心地よいのかな。随所でけっこう笑わされた。とはいえ、好きなのは「われら幸福な少数派」、「スー・リー・チェン」、「鷹」、「雪山の白い虎」、「素人」など、結果としてミステリー色の強い作品。