にっぽん紀行 遺影を背負って

NHKで見た。大分県保戸島に、亡くなった島民の初盆に誰かがその遺影を背負って踊るという風習がある。喪主が背負うのではなく、亡くなった本人がいちばん望んだであろう人が背負うというのが味噌。夫の遺影を娘ふたりの婿たちに託す夫人、早くから別の地域の遠洋漁業に出てしまって事故死した息子の遺影の背負い手を、なかなか見つけられなかったお父さん。結局、息子の同級生に頼むことになった。ひとつひとつドラマがあって小説が書けそう。