そして、星の輝く夜がくる

真山仁講談社。すぐれたノンフィクションを読んだような読後感。主人公の大阪弁がうまいバッファーになっている。まず伝えたいことがあり、それを小説で伝えるという方法論がしっかりしていて、そこは題材が大震災になっても、これまでの作者と変わらない。たしかにそういう小説の使い途もあるのだ。