今日のことば

朝日新聞に載っていた、映画プロデューサー中沢敏明さんのことばが印象に残る。

周囲を見渡すと、若者もオジサンも生き方指南の本を読んでいる。これではみんな同じような生き方になる。僕は、皆がいいと言う方向の逆へ進もうと考える性格です。

僕はね、「面白かった」とか「満足した」というだけの映画ではいけないと思うんです。それが観客の映画離れの原因ではないか、と。ただスクリーンに映っているだけでなく、喜怒哀楽が観客に向かって飛び出してくる映画を作りたい。

ただページに字が並んでいるだけでなく、喜怒哀楽が読者に向かって飛び出してくる本でなければいけない。