イ・チャンヒ監督、ソン・ソック、チェ・ウシク。カオス編集がおもしろいと言えばおもしろいのだが、プロットが強引だし、ソン・ソックも生かしきれていないように思った。漫画が原作なんですね。
動く指
原作のおもな作りは、村じゅうの人に届く中傷の手紙をめぐるコメディらしいが、ドラマのほうにコメディ要素はほとんどない。あまり印象に残らないドラマだったが、原作の評価は意外に高いようです。
ラストコールの殺人鬼
イーロン・グリーン、亜紀書房。犯人は名探偵・名警官の推理によってではなく、死体のビニール袋についていた指紋から突き止められるというのがリアルな世界。被害者の人生がかなりくわしく語られている。犯人が出入りしていたピアノバーに著者もかようようになっているが、もしかして彼もゲイなのでしょうか
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スリーピング・マーダー
新居に引っ越したら、階段の下で女性が死んでいる幻視が……という設定が魅力的。ドラマ的にもよくできているんじゃないでしょうか。